
不動産広告で見かける「駅から徒歩〇分」という表記。実はこれ、適当に決められているわけではなく、不動産業界の厳格なルール(不動産広告の表示規約)に基づいて計算されています。知っておくと物件探しの見え方が変わる、3つの重要ポイントを解説します。
①基準は「分速 80m」
端数は切り上げ
例えば、駅から物件まで 100m の場合、100÷ 80 = 1.25 ですが、切り上げて「徒歩 2分」と表記されます。
1分未満は1分
たとえ 10m(徒歩数秒)でも「徒歩 0分」とは書けず、「徒歩 1分」になります。
②距離の測り方のルール
直線距離ではない
地図上の真っ直ぐな距離ではなく、実際に歩く道路距離で測ります。
起点は「最も近い出口」
駅のホームではなく、駅の敷地(出入口)から、物件の敷地の最も近い地点までを測ります。
敷地が大きい場合
マンションの入り口が遠くても、敷地の端が近ければそこから計算されます。大規模な物件では、自分の部屋から駅の改札までプラス数分かかることが多いので注意が必要です。
表記に含まれない「盲点」
信号の待ち時間
信号が何箇所あっても、待ち時間はゼロとして計算されます。
坂道や歩道橋
急な坂道であっても、平面の距離として計算されます。
踏切の遮断
踏切待ちの時間も含まれません。
④実際に歩くことが不可欠
「徒歩 10分」と書いてあっても、信号待ちやエレベーターの待ち時間、駅のホームまでの移動を含めると、実際には 12〜15分 ほどかかるのが一般的です。
歩く速度も人それぞれなので気になる物件があれば、『平日の朝(通勤時)』や『夜道(街灯の有無)』など、実際に歩いて体感してみることをおすすめします。
歩く速度も人それぞれなので気になる物件があれば、『平日の朝(通勤時)』や『夜道(街灯の有無)』など、実際に歩いて体感してみることをおすすめします。